渡韓整形ブームを深読み!加工美が基準になった社会で起きていること

今回読み解く記事

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SNS用の写真加工が「理想の基準」を動かした


整形を考えるきっかけは「今よりもっと、美しくなりたい」だけではない。

SNS用にアプリで加工された顔が日常になり、加工後の自分が基準値になったことで、
現実の顔との差に違和感を覚える人が増えているからだ。

「変わりたい」
「美しくなりたい」というより、
「SNSの中の自分の顔と一致させたい」。


この感覚の変化が、整形をよりカジュアルなものにした。


渡韓整形は、なぜ「普通の選択」になったのか

なかでも若い世代に人気なのが、韓国で整形を受けること。
SNSを見ていると「韓国で整形してきました~」という投稿が当たり前のように出てくる。

渡韓整形が広がった理由はいくつかある。

症例数が日本よりもはるかに多い
・とにかく安い
・観光ついでに整形できる

ネットのおかげで国内外の情報格差が縮まり、海外で施術を受ける心理的ハードルが下がったことも大きい。


韓国での整形が安い理由

韓国における整形費用が安い理由は以下の3つ。

① 症例数の多さによる効率化
同じ施術を大量にこなすことで、手技や工程が標準化され、
1件あたりのコストが下がる。

② 短期集中型の診療設計
長期フォローを前提とせず、
カウンセリングから施術までを効率重視で組み立てている。

③ 価格競争が激しい市場構造
クリニック数が多く、SNS上で価格比較が行われやすい。
値段を下げなければ選ばれないという競争環境がある。

値段が安いからといって技術力がないわけではない。
『高須クリニック』の高須幹也院長によると、「日本も韓国も技術は同等」とのこと。
「技術が同等なら韓国で」と考える人がいても不思議ではない。

さすがに私の年代になると海外で整形する選択肢はないに等しいが、
美肌治療であれば受けてみたいと思っている(私見)。


あまり知られていない「政策的な後押し」

渡韓整形の価格競争力を語るうえで、見落とされがちなのが政策の影響だ。

韓国では長年、外国人が美容整形や美容医療を受けた場合、
付加価値税(VAT・約7~10%)を還付する制度が設けられていた。

これは美容整形そのものへの補助金ではないが、
医療ツーリズム促進策として、結果的に外国人患者の負担を軽くしていた。

この制度はすでに終了しており(2025年12月)、
渡韓整形を取り巻く環境はまさに転換期に入っている。

※ 出典:韓国政府系医療観光サイト「Medical Korea」、South China Morning Post(医療ツーリズム政策に関する報道)

人気の裏でトラブルも続出

還付制度は終了したとはいえ、まだまだ人気の渡韓整形。

だが、このところ海外施術後に違和感を覚え、修正を相談するケースが目立つようになったという。
SNSでも、そんな投稿を散見するようになった。

前出の高須幹也院長のYouTube番組によると、特に鼻の修正依頼が多いのだそう。
なかには他人の骨が使われていたという症例も。

これはさすがに笑えない。

判断を分けるのは「情報量」

渡韓整形が成功するかどうかを分けるのは情報量だ。

まず確認したいのは、人と体制

  • 経験豊かな医師を指名できるか(担当医が直前まで確定しないは要注意)
  • 日本語がネイティブレベルの通訳が同席するか(特に医療用語)
  • カウンセリングと施術の責任者が同一か

そして、次に見るべきは、症例と時間である。

  • 症例写真や口コミが蓄積されているか
  • 術後すぐではなく、半年〜1年後の経過が確認できるか
  • 症例に出てくるモデルと自分の骨格が似ているか

そして、さらに大切なのが口コミの読み方だ。

  • キャンペーン時だけ、口コミ数が急増していないか
  • 星5ばかりで、やたら褒めていないか
  • 星2〜3の口コミに具体的な指摘があるか

自腹で受けた人の口コミほど、期待と現実のズレに対して辛口で具体的になる。
星の数でいうと、2~3が該当する。
そこには、広告には決して出てこないリアルな情報が載っている。

これらは日本の口コミサイトでも同様。
個人的にもアプリをダウンロードして使っているのが『キレイパス』

事前にチケットを購入するスタイルで、その中には諸々すべて含まれている。
来院した後にありがちな追加請求がないので、美容医療を始めて受ける人でも安心。
また実際に施術を受けた人のリアルな「ヨイショ」なしの口コミが実に参考になる。
私もここでみつけた美容クリニックで、現在お肌のメンテナンス中である。

KIREIPASS